全国で相次ぐ高速道路での逆走事故を受け、富山県と石川県を通る能越自動車道で対策工事が行われました。

逆走を防ぐため工事が行われたのは、氷見市宇波にある能越自動車道の灘浦ICです。

高速での逆走事故が後を絶たないことから、各地で工事などの対策の強化が進められていて、17日、灘浦ICの七尾方面に向かう出入口ではドライバーに進行方向を一目でわかってもらえるよう、高速を降りる車線の進行方向に新たに青色の矢印が設置されました。

能越国道維持出張所 寺崎茂出張所長
「進行方向を示す矢印は一番シンプルで、分かりやすく訴えかけるので、色を足して自分がどちらに進むべきかというのを訴える対策を強化している」

5月に設置されたポストコーン

能越国道維持出張所では4月の東北道の死亡事故を受け、赤色の高さ約70センチのポストコーンを設置しました。

県警高速隊によりますと、能越道では過去5年間に少なくとも5件の逆走があり、このうち2件は対向車との衝突事故を引き起こしたということです。