長野県大桑村の公園で飼育されていたコイが、コイヘルペスウイルス病と確認されました。
県内でコイヘルペスウイルス病が確認されたのは、2025年度になって初めてです。

県が17日に明らかにしたもので、14日に大桑村のスポーツ公園で飼育されているニシキゴイとマゴイの3匹の検体を採取して、県の水産試験場で調べたところ、17日に3匹とも陽性と確認されました。

県は、まん延を防止するため、持続的養殖生産確保法に基づいて、池を管理する大桑村に対して、同じ池のコイの移動を禁止するよう命令しました。

コイヘルペスウイルス病は、マゴイとニシキゴイだけが感染する病気で、水温が20~25度で最も発生しやすいと言われています。

感染したコイ 出典:長野県ホームページ


感染したコイの中には体の表面の粘液が増えて白っぽくなったり、泥をかぶったようになったりするほか、死んだ魚の中には眼球が落ちくぼんだ状態になるものもありますが、仮に感染したコイを食べても人体への影響はないということです。

県内では過去5年間で7件発生していて、2025年度になってからは初めての確認です。