「『帰ろうかな』とのきっかけに…」世界一の生産者が語るチャンス

山本倶楽部のオリーブ栽培はもともと、耕作放棄地を有効に活用しようと、江田島市の協力で始まりました。市がオリーブの苗を住民に配り、育てられた実を買い取る。地域に活力が生まれる循環を生み出しています。

山本倶楽部 濱田章裕 社長
「祖父母・父母が育てたオリーブが世界一になったことを子どもたちに教えたら、島を離れても、『帰ろうかな』ときっかけになるのでは」

小中学生との交流の場を設けようと自社のレストランに招いたり、高校生とは、コラボ商品の開発に取り組んだりしています。

国には、学生と企業を結ぶパイプ役や地元に愛着を持つため環境を整えてほしいと呼びかけます。

山本倶楽部 濱田章裕 社長
「理屈抜きで熱い気持ちで(若者に)理解してもらえれば、企業のファンになってもらい、チャンスがめぐるのでは」

地域の課題をどの候補者に託すのか。参議院選挙は、20日投開票されます。