島の活性化へ「補助金などプラス面あれば」「チェーン店が少ない」移住者の本音
山本倶楽部には、8人の正社員がいますが、20代以下が6人います。しかも、この2年間で立て続けに採用されました。
山本倶楽部 濱田章裕 社長
「奇跡と思う。去年3人・ことし3人。若い子たちの発想を学びながら発展したい」

茨城県出身の米川栞さん。山本倶楽部の農業体験をきっかけに2023年10月、縁もゆかいもない江田島に移住しました。オリーブの香りや風味の評価に活かすため「オリーブオイルテイスター」の資格を取得しています。
島での暮らしは充実していると話す一方、国などの移住支援が手薄だといいます。江田島市は、空き家を改修などして住む人には補助金を出していますが、米川さんは、さらに拡充してほしいと話します。

入社2年目(茨城からIターン)米川栞さん
「魅力が伝わってもいざ行く気にはなりにくい。補助金などプラスな面も政策したら、若者が来てくれるのでは」
新人の山下紘叶さんもIターン組です。東京の都会で生まれ育つも「田舎でノンビリした生活を送りたい」とやってきました。
入社1年目(東京からIターン)山下紘叶さん
「都会に憧れて上京の気持ちは分かる。娯楽を求めるなら都会。その反面『いいかな』と感じると地方が生活しやすい」

生活の利便性について率直な意見もありました。
入社1年目(東京からIターン)山下紘叶さん
「チェーン店が少ない。カフェやハンバーガー・ラーメン店など増えてくれると嬉しい。都会に比べたら意見が反映されやすいので、選挙で投票に行きたい」