イカの王様と呼ばれる「モイカ(アオリイカ)」がいま旬を迎えています。漁が盛んに行われている大分県津久見市で、飲食店が自慢の料理を提供する恒例のフェスタが開催され、にぎわいをみせています。

大分県津久見市高洲町で地元の海の幸を提供している飲食店「汐の音」。これからの時期はモイカのフライを堪能できる「つくみんもいか」という定食が人気です。

(汐の音・迫田典子さん)「身が肉厚でやわらかいので揚げすぎないように心がけています。サクサク感とジューシーさがあるのでかめばかむほどおいしい」


定食の目玉はリピーターも多いという肉厚のフライです。今年からもう一品を刺し身から炊き込みご飯に変更。モイカ本来の旨味を引き立たせたという新メニューです。

(汐の音・迫田典子さん)「みなさん待っていて毎年楽しみにしているお客さんがいるので今の時期しかないので天気の良い日に海を見ながら楽しんでほしい」

津久見市で今月1日から始まった恒例の「モイカフェスタ」は今年、市内11店舗が自慢のイカ料理を提供します。高級食材として名高いモイカの特徴とは。

(四季彩源兵衛・吉田孝治さん)「イカの王様といって甘みとプリプリ感、天ぷら、煮物、焼き物でも身が固くならない。朝も市場で生きたまま締めて新鮮なモイカを提供するようにしている」


津久見市中央町にある「四季彩源兵衛」では新鮮なモイカを一番おいしい状態で食べてもらおうと、ひと手間を惜しみません。

(四季彩源兵衛・吉田孝治さん)「包丁で細かく切れ目を入れて醤油のノリがよく食べやすく作っています。やっぱりひと手間、ふた手間かけておいしいモイカを出したいので」

源兵衛イチオシの「モイカづくし膳」。刺し身から始まり、煮物・焼き物・揚げ物とバリエーションの多さが魅力です。さらに、塩辛はイカスミを混ぜた特製メニューで、お目当てのファンも多いということです。

(四季彩源兵衛・吉田孝治さん)「刺し身、天ぷら、酢物、茶碗蒸し、吸い物、ご飯にもモイカが入っています。甘くてプリプリしておいしい天ぷらも抜群に女性から人気がありますね。この期間限定なのでぜひ来てもらいたい」


津久見モイカフェスタは来年1月15日までです。