福島県南会津町で、落石のため通行止めになっている国道352号について、県は17日午後3時から片側交互通行に切り替えました。

県南会津建設事務所によりますと、15日、南会津町八総の国道352号で、スノーシェッド付近の法面で落石があり、幅約20メートルにわたり崩れました。落下した岩は、大きいもので2メートルほどあり、落石によるけが人はいませんでしたが、スノーシェッドの屋根の一部が損傷しました。

落石があった国道352号・福島県提供

現場には、大量の落石が残っていて、南会津町八総(道の駅番屋)~南会津町滝原(チェーン着脱場)までの9.4キロメートルが全面通行止めとなり、復旧の見通しは立っていません。

17日、県は専門家による現地調査を踏まえ、上り車線(舘岩方面に向かう車線)の安全が確認できたことから、上り車線を利用して、17日午後3時から全面通行止めから片側交互通行に切り替えました。今後は復旧に係る工法などを検討していくことになります。