福島県葛尾村で希望する住民が帰還できる環境を整備する「特定帰還居住区域」の設定について、県は16日、村の計画案に同意しました。

特定帰還居住区域は、帰還困難区域のうち、希望する住民が帰還できるよう除染などを進める地域で政府は、2029年末までの避難指示解除を目指しています。

葛尾村では、4世帯10人が居住していた野行地区の小出谷集落を特定帰還居住区域とする計画案をまとめ、県に提出していました。これを受け、県は16日、復興推進本部会議を開き、この案について同意しました。

村は今後、計画案を国に申請し、了承され次第、除染が進められる予定です。