改選議席数2 京都選挙区 中盤情勢

 7月20日投開票の参院選をめぐり、JNNでは7月12日と13日にインターネット調査を行い、取材を加味して中盤の情勢を分析しました。

 京都選挙区は改選数2を9人で争っていますが、維新の新人・新実氏が優位に立っています。

 新実氏に続いて、自民・現職の西田氏が一歩リードしていて、そのあとを▽共産・現職の倉林氏▽立憲・新人の山本氏▽参政・新人の谷口氏が追いかけています。

 京都選挙区では、2019年の参院選では自民・共産が、2022年は自民・立憲が議席を獲得していましたが、今回の中盤情勢を見てみると状況が変わりつつあります。

 京都選挙区の情勢についてMBS大八木解説委員は…

 「北陸新幹線延伸計画の与党のプロジェクトチームを率いているのが自民の西田氏。維新の新実氏は差別化を図るため『米原ルート』と選挙戦で言及している印象があります。西田氏に関しては『ひめゆりの塔』の発言や派閥のパーティー不記載問題を抱えていて、一歩リードという状態ではありますが厳しい選挙戦になっていると思います。現職の倉林氏については、京都選挙区は共産が比較的底堅い選挙区ですが、野党も候補者を立てているため、野党で票が割れてしまうというところもあります。また参政の谷口氏も立候補しているため混戦ムードという印象」

 この中盤情勢調査では4割の人がまだ投票先を決めていないと回答しているため、今後情勢が大きく変わる可能性もあります。