熊本市は、JR豊肥線の新水前寺駅周辺の混雑緩和に向け、南熊本駅と市中心部を快速バスで結ぶ実証実験を始めます。

JR新水前寺駅周辺は朝を中心にJRから熊本市電(路面電車)に乗り換える人が多く、混雑が常態化しています。

この混雑緩和を目的に、熊本市は2025年度、新水前寺駅の一つ隣の南熊本駅と市中心部の桜町・花畑エリアを結ぶ快速バスを新たに運行する実証実験を行います。

新水前寺駅から市電に乗り換え市中心部に向かう場合と比べると、朝のラッシュ時の所要時間は8分~15分短縮できるということです。

◆朝ラッシュ時の所要時間 ※待ち時間含む
◇新水前寺駅→辛島町電停(市電) 約30~37分
◇新水前寺駅→南熊本駅(JR)→花畑広場前(快速バス) 約22分

実証実験の具体的な時期や料金などは未定ですが、約1か月程度、朝と夕方に実施する方針です。

市は「実証実験を通じて、乗客がどれだけ分散するかを検証したい」としています。