銘柄米の価格は高止まり

スーパーでのコメの販売価格は一時5キロあたり、4285円まで高騰。

備蓄米の放出により、価格は下がってきていますが、さがびよりなどの銘柄米は高止まりしています。

買い物客
「3000円台ぐらいに安定するぐらいだと嬉しいかな」

脱サラして農業 37歳女性は

有明海に面した広大な佐賀平野では、コメの生産が盛んです。

大型のドローンを使って、田んぼに農薬をまくこちらの女性。

脱サラをして福岡から佐賀に移住した、原口静さん(37)は、およそ12ヘクタール東京ドーム2.5個分の土地でコメだけではなくダイズやムギも作る大規模農家です。

農家 原口静さん(37)
「備蓄米は放出する必要があったのかなと思います、お米が高いからといって、備蓄米は災害があった時とかお米が本当に足りないときに出してほしい」

ある程度の米の価格の変動は許容してほしいと考えています。

農家 原口静さん
「コメの価格ってずっと変わってないんですよね、物価も上がっているし、何でも上がっているのに、コメの価格が上がらないのはちょっとおかしいので、ちょっと上がったからと言ってあんまり騒がないでほしい、いまは高いと思いますけど」

コメ農家にとって、農業政策は切実な課題です。

農家 大坪中文さん(75)
「コメは4000円で売れるが農家の手取りは半分以下ですもん、上がった分は結局業者がもうけているとしか頭がない、百姓は全然もうからない。(儲かっていくと)跡継ぎなんかもできると思うんですけどね」