参議院選挙をめぐりSNSを活用した社会の分断が指摘される中、平デジタル大臣は“外国から介入される事例の報告もある”と明らかにし、「検証が必要」との考えを示しました。

7月20日投開票の参議院選挙をめぐっては与野党各党が論戦を繰り広げていますが、SNSで各党の主張が広まる中、外国人問題などでは主張が先鋭化し、社会の分断も指摘されています。

平デジタル大臣は15日の会見で、“SNSの特性として、自分と同じような意見の人がアルゴリズムによってタイムラインに表示され、社会が分断の方向に向かっていく。日本のみならず世界中で起きている”と指摘しました。

また、“動画サイトはビジネスの側面もあり、過激な見出しを付けた方が再生回数が回る”と話し、SNSには「社会を分断する効果と先鋭化していく効果の両方が見て取れるのが現状だ」と説明しました。

その上で、“SNSのプラスの部分とマイナスの部分に着目しなければならない”と指摘し、外国からの介入も起きていると警戒感を示しました。

平将明デジタル大臣
「外国においては他国から介入される事例なども見て取れるので、今回の参議院選挙もですね、一部そういう報告もあります。検証が必要だと思いますが、そういったことも注意深く見ていく必要があるんだろうと思ってます」

平大臣は、外国による選挙への介入などについて「検証が必要だ」と話し、注視していく考えを示しました。