猛毒を持つ特定外来生物「ヒアリ」が富山県内で初めて確認されました。環境省の調査で7月11日に射水市の伏木富山港国際物流ターミナルで、1000匹以上が見つかり、専門家による調査の結果、14日にヒアリと断定されました。
ヒアリは強い毒を持ち、刺されると激しい痛みや、体質などにより強いアレルギー反応を起こすおそれがあります。環境省の「要緊急対処特定外来生物」に指定されています。

県によりますと、発見場所周辺には既に殺虫餌が設置されていて、環境省を中心に関係機関と協力して防除作業が進められています。
ヒアリが見つかったターミナルは保安上の理由から一般の人は立ち入れない区域ですが、富山県は港湾関係者に対し、コンテナのチェックや駆除の徹底を呼びかけています。
もし見慣れないアリを見つけた場合は、刺激せずに環境省の「ヒアリ相談ダイヤル」に連絡するよう呼びかけています。