先週から渇水対策が続いている島根県雲南市・斐伊川上流の尾原ダムでは、12日「第二次渇水調整」に移行しました。

1週間前の映像と比べると…更に水が減っている様子が確認できます。

管理する国交省出雲河川事務所は、ダムの貯水率が75%を下回ったことから、先週月曜、観測地点の流量の目標を通常の3割減らし毎秒10.6トンの渇水調整を始めましたが、貯水率が65%を切ったため、12日から流量の目標をさらに1割下げ、毎秒9.1トンの第二次渇水調整に移行しました。

国交省出雲河川事務所尾原ダム管理支所 栂野秀明 支所長
「この先、雨が降らないようであれば貯水位がさらに下がっていき、渇水調整をさらに進めていくことになる」

斐伊川はおもに農業用水として利用されていて、これまでに農業への影響は確認されていませんが、国交省では引き続き節水を呼び掛けています。