富山市の熱絶縁工事業「興和」が3日、富山地裁から破産開始決定を受けたことが、東京商工リサーチの調べでわかりました。負債総額は約1億3400万円とみられます。
「興和」は1964年に創業し、発電所や工場の熱絶縁工事などのプラント工事部門を主に手がけてきました。最盛期の1994年には年間売上高4億円を超える実績がありました。
しかし、その後は長引く不況や競合他社との厳しい競争にさらされてきました。2024年5月期の売上高は約6000万円まで落ち込み、410万円の赤字を計上していました。
2025年5月期に入ってからも業績は回復せず、資金繰りが限界に達したとして、事業継続を断念したとみられています。
