日本は「どんな名前」を提案?
各国共通である140ある台風の名前のうち、日本は、星座名に由来する名前10個【画像③】を提案しています。
星座名を提案した背景には、
①特定の個人・法人の名称や商標、地名、天気現象名でない「中立的な」名称
②「自然」の事物であって比較的利害関係が生じにくい、大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ、人々に親しまれていることが挙げられます。
③アジア名として採用するには、文字数が多過ぎないこと(アルファベット9文字以内)、音節が多くなくて発音しやすいこと、他の加盟国・地域の言語で感情を害するような意味を持たないこと
上記の条件を踏まえて、日本からは「星座名」が提案されたということです。あんな動物、あんな楽器...どんな名前があるかは、【画像③】を参照ください。

台風のアジア名は繰り返して使用されるということですが、大きな災害をもたらした台風などは、台風委員会の加盟国・地域からの要請を受けて、そのアジア名を以後の台風に使用しないように変更することもあるといいます。