メルカリが都道府県ごとにどんなものが多く買われ、売られたのかがわかるランキングを発表しました。納得のモノから意外なモノまで、その理由をみていきます。

■買いがち・売りがち1位は? 47都道府県を大調査

南波雅俊キャスター:
「売りがち買いがち大調査」ということで、メルカリが2024年4月1日~2025年3月31日の1年間で調査を行いました。実際に割合も調べたそうです。

▼売りがち1位
栃木:いちご
千葉:落花生
福島:赤べこ

特産品が多くなっていますが、理由として、例えば、農家が直接消費者に販売するというケースや工芸店が直接売っているというケースもあるそうです。

▼買いがち1位
長野:スキー板
和歌山:こたつ

具体的にどんな理由で和歌山でこたつが買われているのか、メルカリが分析したところ、「みかんの生産量日本一を誇る和歌山県では、冬の風物詩である“こたつでみかん”を最も本格的に楽しむ文化が県民のDNAに刻まれているのかもしれない」ということでした。

続いて、福岡県では「鷹グッズ」が売る・買うでいずれもトップでした。メルカリの分析では、「福岡県民の生活に、福岡ソフトバンクホークスの応援が深く浸透し、鷹グッズが欲しくなってしまうのかもしれません」ということでした。

■なぜココでコレが? 「たこ焼き器」は大阪かと思いきや…

南波キャスター:
次は、なぜココでコレが買われているのか・売れているのかです。

東京での買いがち1位は「ガウン」でした。メルカリによると、家でのオン・オフ切り替えに求められているのではないかということでした。

そして、埼玉での買いがち1位は「猫耳」でした。メルカリによると、「都市部で多い『コスプレイベント』などで身につけるために購入するのではないか」ということでした。

続いて、「たこ焼き器」売りがち1位は徳島でした。メルカリによると、大阪から徳島への移住者が増えているそうで、2024年度の4分の1が大阪圏からということです。

すでに徳島の住民が「たこ焼き器」を持っている確率が高く、大阪からの移住者が住民と友人やパートナーとなり、自分の持っている「たこ焼き器」が不要になり出品しているのではないかと考察しています。

■“象徴的存在”はコレクションする文化が?

「伊達政宗グッズ」に関して、買いがち1位は宮城、売りがち1位は石川でした。

メルカリによると、宮城が買いがち1位の理由として、やはり象徴的存在なので関連グッズをコレクションする文化があるのではないかということでした。

石川が売りがち1位の理由としては、前田利家など“地元英雄愛”が強く、他の地域の武将は手放されやすいということでした。

日比麻音子キャスター:
「買いがち」は考えられますが、「売りがち」という側面は少し新しかったですね。

山内あゆキャスター:
今までこのランキングは見たことがなかったので、大変興味深かったです。

日比キャスター:
1回1回の買い物もデータになっているということなので、来年のこの結果も楽しみです。