「運のいいことに能登で地震があった」と発言した鶴保参議院予算委員長について、自民党の松山参院幹事長が“本人から委員長を辞任したいとの申し出があり、認めることにした”とのコメントを発表しました。

鶴保氏は今月8日、参院選の応援演説中に「運のいいことに能登で地震があった」などと発言、その日のうちに発言を撤回し、翌日改めて謝罪の会見を行いましたが、被災地などから厳しい批判を受けたのに加え、与党内からは選挙戦への影響が懸念されていました。

鶴保氏が所属する自民党の松山参院幹事長は12日夜、コメントを出し、「本人からきのう(11日)、このたびの発言を反省し責任を取るため、予算委員長を辞任したい旨の申し出があった」としたうえで、「事の重大性を鑑み、申し出を受けることにした」と明らかにしました。

松山氏はまた、「被災された皆さま、不快な思いをされた皆さまに心よりおわび申し上げる」とも述べています。