参院選の期日前投票で、投票用紙を間違って交付するミスがありました。

ミスがあったのは、霧島市隼人市民サービスセンター期日前投票所です。

霧島市選挙管理委員会によりますと、12日午前8時半過ぎ、投票に来た4人に対し、「選挙区」の投票用紙と「比例代表」の投票用紙を取り違えて交付したということです。

投票所に来た5人目の男性は投票用紙を取り違えられたまま「選挙区」に投票し、比例代表の用紙を受け取るときに、投票所のスタッフが誤りに気付いたということです。

5人目の男性は、その後、正しい投票用紙を受け取り、比例代表の投票をしたということです。その前の4人は、選挙区、比例代表の投票は無効となりました。5人目の男性も、選挙区の投票は無効になりました。

霧島市選管は5人に対して、投票用紙を再交付できないことを説明し、謝罪したということです。

今回の期日前投票所には、事務従事者3人、管理者1人、立会人2人がいました。

また投票用紙の交付は機械ではなく、手渡しだったということです。

市選管では、「あってはならないミスで、今後、複数の従事者で確認を徹底するよう注意喚起した」と話しています。

霧島市では4日から市内2か所で期日前投票が始まり、12日からは7か所で行われています。

参院選の投票用紙は選挙区が薄い黄色(クリーム色)、比例代表は白色です。それぞれの用紙には大きな字で選挙区は「選」、比例代表は「比」と書かれています。