3つの意識改革①「環境の変化」への理解を
気象庁によりますと、昨年は日本の年平均気温が+1.48度と観測史上1位を更新していて、統計開始の1898年以降、これまで最も高い値だった2023年の+1.29℃を大きく上回り、最も高い値だったということです。
このため、まずは高齢者の方に「昔と違い、今は気温が上がっていることを理解してもらう」ことが重要だと言います。

3つの意識改革②「感覚の衰え」への理解
通常は、外気温の上昇に伴って体温が上がれば、体が暑いと感じて汗をかくなど、体温を下げようとする機能が自然と働きます。
しかし、高齢者はこのような体温調節機能が低下してしまい、体温が上昇していたとしてもうまく体が対応できず、体温を下げることが難しくなる方が多いため、高齢者自身に暑さを感じにくくなっていることへの理解を促すことが必要だとしています。
3つの意識改革③「電気代」への理解
「エアコン」は、つけ始めが一番電力を消費するということを知らず、「つけっぱなしにしていると電気代がもったいない」と考えている高齢者もいるそうです。
実験の結果三菱電機では、エアコンはつけ始めた時が最も消費電力が高くなっていることがわかっていて、また、電源の「オン」「オフ」 を繰り返すような場合、すぐに室温が上がり熱中症のリスクも増加するということです。