内容確認せず?文科省「じっくり見たことはない」

文部科学省・地域学習推進課は取材に対し、2024年8月下旬に防衛省から配布の相談があり、「各自治体の判断になる」と伝えたということです。冊子の中身については「じっくり見たということはない」としています。

県内8市町が「配慮を」 対応分かれる現場

結果、子ども版「防衛白書」は長崎県内300の小学校に既に10冊ずつ配布されています。

取材によりますと、長崎県内21市町のうち少なくとも8自治体は取り扱いへの「配慮」や「慎重な取り扱い」を学校に連絡しており、制限なく児童の目に触れることに懸念を示す動きがみられます。一方、既に教室に設置したり、各学校に対応を任せている市町もあり対応は分かれています。