若い世代の選挙離れが懸念される中、福島県郡山市の学校では、スゴロクを使って選挙のルールを楽しく学びました。

郡山市の学校で行われた授業。生徒たちが遊んでいるのは、その名も“選挙すごろく”です。この授業は、若い世代に選挙に関心を持ってもらおうと、県選挙管理委員会が企画したもので、スゴロクは、福島大学の学生などが作りました。

福島大・菅野結花さん「学校の授業での選挙や政治で習うが、どうしても制度面が多くて堅苦しいものがあるので、もっと選挙・政治に身近に感じてもらい親しみやすくするために活動を始めた」

ゲームの舞台は、県議会選挙。立候補した参加者は、コマを進めながらスタッフや支持者を集め、最終的に得票数を競います。

「選挙事務所を新たに開く、ボランティア事務局長を取る」
「事務所の全体把握事務員やスタッフへの指示、スケジュール管理、日々の活動の管理と改善」

マスの中には、候補者による戸別訪問や物品の提供などの禁止行為も書かれていて、選挙のルールを学ぶことができます。候補者になりきった生徒たちは、ゲームを通じて選挙への理解を深めていました。

参加した生徒「学べて遊べて面白い。選挙とかよく分からないが、せっかく機会をもらったので行ってみようと思う」

参加した生徒「(選挙は)とても大事なんだと思ったし、若者、自分、国のためにとても役立つと思った」

このほか授業では、新聞社による講義も行われ、生徒たちは、選挙の仕組みや役割を学びました。