国賓としてモンゴルを公式訪問中の天皇皇后両陛下は、モンゴル最大のスポーツの祭典「ナーダム」を視察されました。ここに外国からのゲストが招かれることは珍しく、最大限の敬意の表れだということです。
記者
「ウランバートル市内中心部にある国立スタジアムです。開会式に向けて最後の準備が進められています」
きょう午前、モンゴルのフレルスフ大統領とともに会場に入られた両陛下。1万人以上の観客から拍手で迎えられ、モンゴル最大のスポーツの祭典「ナーダム」の開会式に出席されました。
大統領に勧められる形で、双眼鏡を手に取られる様子も。
馬を走らせながら騎手が乗り降りしてみせる演技や、3頭の馬の上に6人が重なって走って見せる演技に拍手を送られました。
「ナーダム」は毎年7月に行われるモンゴル文化を象徴するスポーツの祭典で、相撲、弓射などの競技が行われます。
陛下は18年前(2007年)、皇太子時代にモンゴルを訪問した際にもナーダムの開会式に出席し、さまざまな競技を視察されています。
宮内庁などによりますと、ナーダムの開会式に外国からのゲストが招かれることは珍しいということです。
3年前にモンゴルの大統領夫妻が来日したときから、たびたび招待を受けていたということで、日本との関係を重視するモンゴル側の姿勢がうかがえます。
今回、両陛下は「国際親善」としてモンゴルを公式訪問していますが、8日には戦後80年にあたり、シベリア抑留中にモンゴルへ移送され亡くなった日本人の慰霊碑に供花し、黙とうをささげられました。
あす、両陛下は最後の行事として、国立公園などを訪問されます。
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