新型コロナウイルスの第8波への警戒が各地で呼びかけられています。インフルエンザとの同時流行も懸念される中、11月15日の「七五三」にも影響が出ています。

■感染拡大で「七五三」に影響も 家族の行事など対策は?


井上貴博キャスター:
税金で旅行支援している中、今度は外出自粛を検討。政府、医師会は、一体何をやってきたのかという気にもなりますが、15日、七五三を迎えます。東京でもそうですが、13日、多くの晴れ着姿のお子さんを目にすることがありました。全国各地で分散しようという流れが加速しています。

▼【名古屋市・熱田神宮】
七五三の祈とうの受付を来月初旬まで延長

▼【茨城・一言主神社】
祈とうの拝殿で1家族4人までの人数制限

こうした取り組みが進められています。

こども専門写真スタジオ「スタジオアリス」広報担当
「13日は大安ということもあり、着物レンタルが今シーズン一番の予約でした。今年はおじいちゃん、おばあちゃんと久しぶりに会えた記念として一緒に写真撮影し、プレゼントするケースも増えています」

■「旦那がコロナになり自宅待機に…」七五三延期の声も


SNSの声
「15日、七五三参りの予定で朝から着付けとヘアメイク予約していたのに子どもが夕方から体調不良…」
「旦那が昨日コロナになり自宅待機に…予定していた娘の七五三はキャンセルです…」

こうした声もあるなかで、例えば、去年、新型コロナウイルスの影響で断念した方も、「今年1年遅れで七五三してきました」というケースもありました。

投稿した親
「1年遅れたが娘の成長で衣装の種類や話す言葉も増え、うれしさの表現や会話も多くなり、より楽しめる行事となりました」こういった声もあるようです。

ホランキャスター:
成長をかみしめる機会が、イベントということで言うと、ちょっと自粛の方向だったり縮小しましょうということが多かったので、親御さんや、おじいちゃん・おばあちゃんは嬉しかったでしょうね。

スポーツ心理学者(博士)田中ウルヴェ 京さん:
やれることをやる、どうやってやれるかというのを考えなきゃいけないなって思います。特に子どもたちの七五三は、この時期にしかやれないこと。この時にやることが「ママが七五三のときはこうだった」とか「おばあちゃんが七五三ときはこんなふうだったのよ」ってお話ができる、唯一の機会だったりするという記憶があるので、できるだけやれるにはどうしたらいいかを考えるのは、もちろんこれから先もそうかなと思います。