北海道で水揚げされたサンマが11日朝、仙台の市場に例年より1か月ほど早く初入荷しました。サンマは、サイズが大きく1キロあたり最高15万円と過去最高値で競り落とされました。

仙台市中央卸売市場に初入荷したのは、9日北海道の釧路港に水揚げされたサンマおよそ9キロです。北海道産は、例年より1か月ほど早い入荷です。初入荷したサンマは1匹140グラム前後と、例年より40グラム以上大きく、脂の乗りも良いということです。卸売業者の仙台水産によりますと、海水温の上昇に伴い、サンマの餌となるプランクトンが増えて大型化したのではないかということです。

仙台水産遠海部 本郷淳部長:
「仙台市場に7月にこれだけ大きいサンマが入るのは約12年ぶり。今年は大漁になるのではないかと期待している」

競りでは、1キロあたり最高15万円と過去最高値のご祝儀価格で取り引きされました。1匹140グラム前後ということで「1匹2万1000円」となる計算です。

過去最高値で競り落とした鈴力水産 山口清一社長:
「(今年のサンマは)いいんじゃないですかね。期待しかない。より脂を乗せて太ってきたら良い商材になるのでは」
競り落とされたサンマは11日午後以降、宮城県内の飲食店やスーパーなどに並ぶということです。