東北や北海道で出土した縄文時代の土偶や土器などを集めた展覧会が12日から宮城県多賀城市の東北歴史博物館で始まるのを前に11日、報道関係者向けの内覧会が開かれました。

東北歴史博物館で12日から始まる「世界遺産 縄文」展では、東北や北海道で出土した土器や土偶、仮面など420点が並び、縄文時代の生活の一端に触れることができます。

展示の目玉は大崎市の恵比須田遺跡から出土した国の重要文化財「遮光器土偶」で、目の部分が大きいのが特徴です。普段は東京国立博物館で展示されていて、県内での公開は、およそ30年ぶりです。

東松島縄文村歴史資料館 岡村道雄名誉館長:
「東北を代表するこの地域に生まれた数々の文化、その典型的な所をとらえて皆さんに紹介しようと」

この他、青森県八戸市で出土した国宝「合掌土偶」も展示されます。この「世界遺産 縄文」展は7月12日から9月15日まで多賀城市の東北歴史博物館で開かれます。