男性自衛官から受けた性被害を実名で訴え続けている宮城県東松島市出身の元自衛官の女性がtbcの取材に応じました。東日本大震災をきっかけに入隊した自衛隊で受けた被害。彼女がいま抱く思いは、「自衛隊が好きだからこそ、本当に変わってほしい」という願いです。

■帰省した五ノ井さんが語ったこと、「笑って人生過ごせますように」

東松島市出身の五ノ井里奈さん(23)です。11月、数か月ぶりに帰省し、石巻市内の神社を訪れました。


五ノ井里奈さん:
「久しぶりですね」

記者:
「どんなことを祈ったんですか?」
五ノ井里奈さん:
「(ここまで)見守ってくれたことのありがとうございましたって、感謝の気持ちを伝えたのと、笑って人生過ごせますようにと」


五ノ井さんの趣味は神社巡り。学生の頃から気分転換のためによく訪れていたといいます。


五ノ井里奈さん:
「(神社には)柔道で試合の前の日とか受験の時とか、心が沈んでいたときに前に進むために、とか来てましたね。事件の時も一回来ていたと思う。なにかあるときはここに来て、再スタートのときはここに来てお参りしてたので」


今年9月、防衛省に五ノ井さんの姿がありました。