北朝鮮による拉致被害者、市川修一さんの兄、健一さんが10日、鹿児島市で講演し早期解決を訴えました。
(市川健一さん)「みなさんこの拉致問題を忘れないでください。みなさんの力をどうか私たちに貸してください」
市川健一さんは10日、鹿児島市の民生委員児童委員の研修会で、妻・龍子さんと講演しました。
市川さんは、弟の修一さんが北朝鮮に拉致されてから来月12日で47年となるのを前に「一刻も早い解決には国民の協力が欠かせない」と訴えました。
(修一さんと同じ小学校)「修ちゃんが小さいころよく遊んだこともあったから。忘れたらいけないと感じる」
(市川健一さん)「被害者も被害者家族も高齢の身になって、私たちには時間がない。一刻の猶予もない」
市川さんは、今後も講演や署名を続け、拉致問題解決への気運を高めたいとしています。