9日深夜から10日の未明にかけて、アメリカ軍岩国基地(山口県岩国市)で戦闘機とみられる航空機の離着陸がありました。
滑走路の運用時間外で、市への事前通告はありませんでした。
9日午後11時すぎ、複数の戦闘機が離陸したとみられるごう音が市街地に響きました。
滑走路の運用時間はアメリカ軍と地元との合意で、午前6時半から午後11時までとされていて、それ以外の時間に離着陸する場合は事前に市に通告するよう求めています。
9日は事前の通告はなく、10日午後、岩国基地から市に事後の通告があったということです。
9日深夜から10日未明にかけて、市が市内5か所に設置した騒音測定器で計測された騒音回数は28回で、9日1日の半分近くにのぼっています。
滑走路の北と南にある測定器では、午後11時から午前0時の間に2回の騒音が発生していて、離陸時のものではないかと推定されます。
また、由宇町・港では午前0時から2時の間に11回の騒音が計測されました。
時間外の騒音に対する苦情件数は20件でした。
市は、騒音の軽減に努めることや、時間外の運用がある場合は事前に通告するよう基地に要請しました。
これに対し、基地側は「高いレベルの即応能力を維持するために必要な運用」だとして理解を求める回答があったということです。
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