AI時代に英語を学ぶ“意味”とは?

 さらに武藤先生は、具体的な英語の学習方法についてもアドバイス。高校生からの「勉強しようにも何から始めればいいかわからない」という悩みにはズバリ「まず単語から」。英語を理解していく道筋として、<MFP>=意味(meaning)→form(形・構造)→pronunciation(発音)の順が最も効果的だと言われていることなどを紹介した。

 さらに、AIが瞬時に翻訳してくれるこの時代、高校生からは「AIの時代に英語を勉強する意味がわからなくなってきた」という声も。武藤先生は、英語を学ぶ意味は「速くて深い情報の取得が可能になること」「仕事や友達関係、行動範囲がより自由になること」「上達する喜びが味わえること」だとした。

 「語学は必ずできるようになるんです。でも、時間がかかります。コストパフォーマンス、タイムパフォーマンスが重視されるこの時代だからこそ、長い時間をかけて上達すること自体が語学を学ぶ一番の喜びだと思います」という武藤先生のメッセージに、視聴者からも納得の声が上がった。