「食事感覚で」スナック菓子にも変化?

出水キャスター:
そんな中、スナック業界では少し大きなトレンド変化が起きています。

皆さんも小さい頃、おうちでお母様や食事を作っている人に「もう少しでご飯なんだから、お菓子食べるのやめなさい」と怒られたことがあるかもしれませんが、もう怒られない時代が来るかもしれないんですよね。

食事のスタイルというのが変わっていて、決まった時間に食事をしないで、間食が増える「食のシームレス化」というのが進んでいます。

そういったこともあってメーカーも、お食事感覚で食べられるスナックを開発しているんです。

例えば、湖池屋の商品に「ランチパイ クラムチャウダー」というものがあります。ちょっとお腹が空いたときなどに、食事感覚で食べられるスナックということです。これはクラムチャウダー味なので、しょっぱいです。

食事味のスナックのニーズが高まっていて、食や飲料の消費者動向の調査をしているミンテルジャパンレポートによると、例えば、納豆スナックと、ライスチップスを混ぜ合わせて、納豆ご飯スナックなども。

また、スムージーは今までは飲むものでしたが、栄養素などはそのままにアーモンドやドライフルーツを入れて、スナック菓子と掛け合わせて「食べるスムージー」などが開発されていくのではないかということです。

スナック業界にも新しい価値が広がっていくのではないか、というトレンド分析も出ています。
※「ソルティ・スナックトレンド-日本-2024年」より

井上貴博キャスター:
アスリートでも、スナックを控える人が多いかもしれないですが、ちょっと変わってくるかもしれないですね

日本バレーボール協会会長 川合俊一さん:
サプリみたいな感覚で栄養素がとれるなら、アスリートの人たちも、もしかしたら採用するかもしれませんね。

出水キャスター:
例えば食物繊維だったり、ビタミンだったり、スナックにも、これからは素材そのものの栄養素を取り入れていくという展開もあるのではないかということです。

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<プロフィール>

川合俊一さん
日本バレーボール協会会長
ロサンゼルス、ソウル五輪2大会連続出場
現在は競技の普及や選手強化に尽力