被害者救済会側「認識が甘い印象を受けた」

教団の被害者救済にあたってきた中川亮弁護士は次のように語りました。

全国霊感商法対策弁護士連絡会 中川亮弁護士(電話取材)
「解散命令がまだ、一審・地裁段階とはいえ出て、そのなかで要するに、組織として不法行為をやっていたというような認識があるなかで、示されたなかで、統一教会そのものズバリですよね。要するに関連団体ではなくて、しかも、それに県がなかなか力を入れている公的施設。しかも、いろんな方が訪れる公的施設をですね、貸し出すというのは、あまりにも安易というか、認識が甘いというか、そういう印象を私は受けました」

福岡県福岡市は、旧統一教会の関連団体が公共施設を使うことについて、国の方針が示されるまで許可しないことを決めていて、自治体によって対応が分かれています。