職員の服務規程などを管轄する総務部のナンバー2でありながら、去年11月、酒気帯びで自転車を運転していたことが発覚した大分県の幹部職員が9日、停職3か月の処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは、県総務部付参事監で前の西部振興局長の男性(56)です。
男性参事監は去年11月、大分市内の飲食店で酒を飲んだあと、自転車に乗って酒気帯び運転の疑いで摘発され、12月大分簡裁から罰金20万5000円の略式命令を受けました。

参事監は当時、職員の服務規程などを管轄する県総務部のナンバー2にあたる審議監でしたが、摘発されたことを上司に報告していませんでした。
県は自転車の酒気帯び運転について、他の県での処分が減給や停職1か月であることを踏まえ、今回の事案について参事監を9日付けで停職3か月の懲戒処分としました。
処分を受けて参事監は「改めて県職員として法令を遵守する立場にありながら不祥事を犯し、心よりお詫びする。厳粛に受け止めて反省する」としています。