「そのようなことはない」除籍なのに卒業証書 東洋大学がコメント

なぜ「除籍」なのに「卒業証書」が存在するのでしょうか。6月、田久保市長に“卒業証書”を見せられた市議たち。

伊東市議会 青木敬博 副議長
「(卒業証書を)パッと開いて、(私たちが)前のめりになった瞬間、閉じて引かれちゃう」

伊東市議会 中島弘道 議長
「チラ見。チラ見せしかさせてくれなかった。文字が、右側に『法学部 田久保眞紀』というのだけは私は確認したんですけども」

見せたいのか、見せたくないのか…。“後で思えばニセモノだった”と口を揃えましたが、7日、市長は…

ーー(卒業証書は)本物だというふうに市長は胸を張って言えるんでしょうか?
田久保 市長

「私の中では本物であるというふうに思っておりますけれども、大変残念ながら、今私の方で、それを本物だというふうに証明するための卒業証明書等が取れませんので。こうなった以上はですね、きちんとした捜査機関の方にお調べをいただいて、その結果を待ちたいと思っております」

さらに、市長の代理人弁護士も…

市長の代理人弁護士 福島正洋 氏
「目の前に卒業証書と4年間の在籍証明書があるという事実は間違いない。それを私は保管してるんですよね」

8日、Nスタは東洋大学に話を聞きました。市長への直接的なコメントは差し控えるとした上で…

Nスタ「除籍となった者が卒業証書を所有することはあり得ますか?」
東洋大学「そのようなことはございません」

東洋大学の学生からは…

東洋大学1年生
「(田久保市長の)その文書が本当に正しいのかなというのは正直疑問に思っています」

ーー卒業じゃなくて除籍だったという。卒業と除籍の間違いはあり得ます?
東洋大学2年生

「ないですね。4年間一生懸命通ったら絶対に覚えてるんで」

田久保市長は、卒業証書を含めた在籍期間証明書などの書類を、遅くとも2週間以内に検察に提出し、調査を委ねるとしています。