別府市美術館で、江戸時代から昭和にかけての地図や観光地としての発展をテーマにした企画展が開催されています。
別府市美術館は、今年で開館75周年を迎えます。これを記念した今回の企画展は、別府で創業したゼンリンの協力をもと、「ゼンリン創業の地別府と観光と地図の歴史展」と題して開催されているものです。
会場には江戸時代から昭和にかけての市内の地図などおよそ60点が展示されています。このうち「別府市鳥瞰図(ちょうかんず)」は、大正時代の街並みを中心に描かれていて、台湾や朝鮮半島など実際には見えない場所まで描き込まれています。

(別府市美術館・檜垣伸晶館長)「地図で別府の歴史を振り返り、日本有数の温泉地としての発展の様子が地図、絵図でよくわかってもらえると思います」
この企画展は、別府市美術館で8月3日まで開催されています。