8日早朝、島根県隠岐郡海士町で、漁船が岩場に乗り上げる事故があり、2人が救助されました。

座礁したのは、総トン数19トン、長さ23.1メートル、西ノ島町の浦郷漁港を拠点とする小型漁船「第十八一丸」です。

隠岐海上保安署によりますと、8日午前4時50分ごろ、船長から「岩場に乗り上げた、救助して欲しい」と通報があったということです。

座礁した場所は島根県海士町の南端にある木路ケ埼灯台から東に約250メートル、崎地先海岸の岩場です。

第十八一丸は巻き網漁の船団のうちの1艇で、漁から帰る途中で海士町の岩場に乗り上げたということです。

船には76歳と37歳の漁師の男性2人が乗ってましたが、巡視船が現場に到着した時には岩場の上に避難しており、2人とも無事でした。
その後巡視船のゴムボートで救助され、けがなどもないということです。

事故発生当時は既に周りは明るく、天候は晴れ、風や波は多少あったものの視界は良好だったということです。

詳しい経緯などを隠岐海上保安署が調べています。