チラ見せ“卒業証書”検察へ

伊東市議会 青木敬博副議長
「これが卒業証書だとすると、パッと開いて、自分たちが身を前のめりにした瞬間、閉じて引かれちゃう。またパッと見せて引っ込めちゃう」
Q.今思うと何だった?
伊東市議会 青木敬博副議長
「偽物ですよね」
疑惑の浮上後、市議会の議長と副議長に“卒業証書”を“チラ見せ”していた問題。7日の会見でも、この点が追及されました。
Q.卒業してなかったのに卒業証書を提出するっていうのは理解しづらい。どういった文書だった?
田久保真紀市長
「文書というのはつまり、卒業証書だったかということですね。卒業証書でありました。それをどのように手にしたのか、郵送で送られてきたのか、それとも学校に取りに行ったのか、誰か友達と一緒に行ったのかというのはもう記憶が曖昧なので。自分がどう思うかではなくて、第三者のきちんとした捜査機関に調べていただいて、その結果を受け止めたいと思っている」
伊東市民からは…
高校3年生(18)
「卒業証書をチラ見せというのをニュースで見た時、本人も自信ないんじゃないかなと思って、ありえないかなって」
田久保氏に投票した伊東市民
「(田久保市長に)投票したんですよ。市長かわって期待してたので、残念だなに尽きますね」
市長の責任を追及する動きは広がっています。公職選挙法で禁止されている「虚偽事項の公表」にあたるとして、伊東市民が田久保氏を刑事告発したのです。今後、正式に受理されれば、田久保氏への捜査が進められることになります。
田久保真紀市長
「最後にもう一度、謝罪したいと思います。本当に申し訳ございませんでした」
会見は、約1時間で終了しました。
記者
「市長、1時間という短い時間の中で、説明責任を果たせたと思っていますか?」
出直し市長選への出馬に向けては、まだ説明するべきことが多く残っています。