富山市の住宅にガソリンをまくなどして火をつけたとされた罪や、立山町のアパートに火をつけて住んでいる男性を殺害しようとした罪など合わせて5つの罪に問われている元消防士の男の裁判員裁判で7日、検察側は男に懲役7年を求刑しました。

殺人予備・放火予備など5つの罪に問われているのは、高岡市消防本部の元消防士、林陽太被告(27)です。

起訴状などによりますと、林被告は去年5月、立山町の当時22歳の男性が住むアパートの郵便受けからガソリンを流し込み、火をつけて殺害しようとした罪に問われています。

また、去年5月、元交際相手だった20代の女性の車にGPS機器を取り付けたとしてストーカー規制法違反の罪や、勤務先の消防署の女性専用室に侵入した罪にも問われています。

7日の裁判で検察側は、林被告が犯行前に「被害者の部屋の間取りをインターネットで検索するなど準備をしていた。犯行全体を通して悪質と言える」と懲役7年を求刑しました。

7日の法廷 富山地裁