過去9度の夏の全国選手権出場を誇る硬式野球部は今年で創設から126年。
そんな伝統校も1978年、昭和53年の夏を最後に甲子園から遠ざかっています。
近年は、過去3大会連続でベスト4入りを果たしましたが、2022年は一関学院、2023年は花巻東、そして2024年は盛岡大学附属に敗れ、いずれも私立の強豪に決勝進出を阻まれています。

指導に当たる川又範明監督は、2025年のチームに大きな期待を寄せます。
(川又範明監督)
「1年生のときから夏を知っている選手、経験豊富な選手もいるし、力的にも例年に比べても力は持っている」
チームの勝利の鍵を握るのが、2024年、2023年の悔しさを知る3年生の選手たちです。

エースの川崎煌成投手は、1年生の時から試合に出場していて、最後の夏に懸ける思いは誰よりも強く持っています。
(川崎煌成投手)
「今は絶好調です。先輩たちが越えられなかったベスト4の壁を自分たちが私立倒して越えたい」

最速135キロのストレートを軸に、磨きをかけたカーブとスライダーを武器に相手を翻弄します。