中国の航空当局は6日、台湾海峡上空を飛行する民間航空機の航路について、3本目となる新たな航路の運用を開始したと発表しました。
中国民用航空局は6日、浙江省南部から中国大陸と台湾の中間線付近を結ぶ民間航空機の新しい航路の運用を開始したと発表しました。
中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は、運用を開始した理由について、「飛行の安全を確保し、フライトの遅延を減少させ、中国と台湾双方の乗客の利益になるためだ」と説明しています。
中国の航空当局は去年、福建省から台湾方面に向かう2本の「東向き」飛行ルートの運用を開始していて、今回開設されたルートが3本目となります。
中国から台湾へ向かうルートが新たに設定されたことで、中国大陸から台湾に向かってくる航空機が戦闘機か民間機か識別することが複雑になるため、台湾側で防空体制の負担が増えるとの指摘があります。
また、中国は去年、台湾海峡上空を南に向かう航路についても台湾寄りにする変更を行っていて、航路の現状変更を重ねることで台湾海峡をめぐる状況の既成事実化を図り、台湾へ圧力をかける狙いがあるものとみられます。
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