宮城県角田市にある国の重要文化財、高蔵寺阿弥陀堂で6日、茅葺屋根の葺き替え工事の見学会が開かれました。
角田市高倉に建つ高蔵寺阿弥陀堂は、奥州藤原氏3代目、藤原秀衡の妻により、1177年に建立されたと伝えられ、県内最古の木造建築です。
1950年に国の重要文化財に指定されました。
屋根が葺き替えられるのは23年ぶりで、葺き替え用のかやは、石巻の北上川河口で刈り取られたものが使われています。
参加した人は作業の手順の説明を受け、工事の様子を興味深そうに見学していました。
見学した人「傷みがひどかった感じはあった。組み上げる工程は勉強になった」
見学した人「葺き替え終わった姿をまた見に来たい。宮城県で最古の木造建築と聞いているので、誇らしい建物だと思う」
高蔵寺阿弥陀堂では床や壁の傷んだ部分の修理も行われていて、工事は今年12月まで続くということです。