7月7日は織姫と彦星が年に一度、天の川を渡って再会を果たす日です。しかし実は七夕は、天気が悪い日が多いのです。今年は無事に二人は会えるのでしょうか?(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)

7月7日、七夕の物語

七夕は願いごとを書いた短冊を笹竹に飾り、星に祈りを捧げる日本の伝統的なイベントです。古くから歌を歌ったり、願いごとを書いたりして親しまれてきました。

2014年(平成26年)「湘南ひらつか七夕まつり」(神奈川・平塚市)

1928年の七夕祭り

TBSのアーカイブスには、1928年(昭和3年)7月7日に開催された七夕祭りの映像が残されています。町内で行われた七夕祭りで、子どもたちは願い事を書いた短冊を飾ったり、七夕の物語の劇を発表したりして、楽しんでいる様子が記録されていました。

1928年(昭和3年)7月7日、七夕祭りの様子。写真 左:短冊を飾った笹竹を披露/右:七夕の劇

天気が悪い!?過去の七夕の天気

過去35年分(1990年~2024年)の7月7日、午後6時~翌朝6時までの天気を見てみると、晴れていたのは5日、くもり(一時晴れを含む)は14日、雨は16日(一時くもりを含む)でした。このデータからもわかるように、七夕はくもりや雨の日が多い傾向にあります。

気象予報士 森 朗氏:
今の暦でいうと梅雨の真っ最中なので天気が悪いのはしょうがないです。ただ昔だと旧暦でほぼ1か月後なのできれいな天気が広がっていたのだと思います。

過去35年の七夕の夜の天気、晴れは14.3%、くもりは40%、雨は45.7%でした。