2日、北九州空港で小型のプロペラ機がエンジントラブルで緊急着陸し、重大インシデントに認定された事故について、国の運輸安全委員会は調査官を派遣し機体の調査を始めました。

RKB　西尾健佑 記者
「国土交通省の事故調査官が北九州空港に到着しました。これから格納庫に向かいプロペラ機を調べる方針です」

4日午前、北九州空港に運輸安全委員会の事故調査官3人が到着し、機体の調査を開始しました。

この事故は2日、北九州空港から成田空港に向けて出発した小型のプロペラ機が、離陸直後にエンジントラブルが発生し緊急着陸したものです。

着陸の際に滑走路を逸れ草地に入りましたが、方向を修正して戻り、操縦士と副操縦士の2人にけがはありませんでした。

運輸安全委員会　航空事故調査官 高橋充さん
「エンジンを中心に見るというところは決めておりますが、それ以外に関しては幅広く見まして、全体的に調査を進めていきたいと思います」

運輸安全委員会は機体の損傷状況や滑走路を確認するなどして、事故の原因を調べる方針です。