夏の高校野球岩手大会の注目校を紹介するシリーズ「白球を追う」。
2回目は春の東北大会ベスト8、強力なバッテリーを擁して46年ぶりの甲子園を狙う久慈です。

2024年秋の県大会3位、東北大会ベスト8の久慈は、センバツ甲子園の21世紀枠候補に選ばれましたが、春の甲子園にはあと一歩届きませんでした。
その悔しさを胸に成長した2025年のチームは総合力の高さが光り、春の県大会では準優勝。

春の東北大会では、山形中央との初戦を延長戦で制すと、準々決勝の相手は福島の強豪・聖光学院。
甲子園常連校を相手に一歩も引かない試合展開。
7対6で惜敗するも好投手から15安打を記録するなど、2025年のチームの打撃力の高さや勝負強さを証明しました。

(宇部智也主将)
「一球の怖さを聖光学院戦でチーム全員が感じることができた。打撃面ではいい投手に対して全員が振り負けずに打つことができたのも、この春の東北大会の収穫だったのかなと」