陸上自衛隊のオスプレイが配備される佐賀駐屯地が7月9日に開設されます。3日、防衛省や漁協の関係者たちによる協議会が開かれ、排水対策などについて意見が交わされました。

3日午前、佐賀市役所で開かれた協議会には、九州防衛局や佐賀県有明海漁協、JA佐賀の関係者などが参加しました。佐賀空港に隣接する陸上自衛隊・佐賀駐屯地(定員約420人)は、7月9日に開設され、千葉県・木更津駐屯地に暫定配備されていたオスプレイ17機が7月中旬までに佐賀に移る予定です。
漁業者からは「基地から有明海への排水が一番気になる」と懸念が示されました。
佐賀県有明海漁協南川副支所・中島浩徳運営委員長
「工事もまた再開するかと思いますが、気をつけて排水してもらいたい」

九州防衛局・江原康雄局長
「排水については防衛省としても気をつけて対応したい」
佐賀駐屯地の新設にともない周辺では今後、自衛官などが住む宿舎も建設される予定です。