大規模な山林火災で被災した大船渡市三陸町で海のパイナップルといわれる「養殖ホヤ」の水揚げが本格化しています。

養殖ホヤの水揚げが本格化しているのは大船渡市三陸町綾里の野々前漁港です。
野々前地区では8軒の漁家がホヤの養殖を行っていて、朝4時ごろから船で海に出て水揚げをします。
このうち塩口秀男さんは山林火災で作業場を焼失する被害を受け、失ったカゴや漁具を仲間の漁師から譲り受けての再開です。

水揚げするのは2021年に種付けをした「5年物」で、10センチほどの大きさに育ったホヤはオレンジ色の鮮やかな身が特徴です。

(塩口秀男さん)
「今はだんだんと身が厚くなってくるから、だんだんおいしいっていうか甘みがあるホヤがあれですね。うまいですよ、これから」
6月後半から始まったホヤの水揚げは8月中旬まで続きます。