警察によりますと、3日午前6時頃、福島県福島市仁井田字北原の荒川で、近くを通りがかった人が河川敷を歩くクマ1頭(体長約1.5メートル)を目撃しました。
場所はあらかわクリーンセンターの北側で、クマはやぶの中に姿を消し、西の方へ向かったとみられるということですが、その後の行方は分かっていません。
けが人や農畜産物への被害の情報はないということです。
警察は、福島市に情報提供を行うとともに、住宅地の近くで登校の時間帯にも重なるため、パトカー数台による警戒などを行って、注意を呼びかけています。
福島市の市街地では6月30日から体長1メートルほどのクマが目撃されていて、2日も福島市飯坂町では、9件の目撃情報が警察に寄せられました。
2日に西会津町で80代の男性がけがをする被害も発生したことから、県は7月末までとしていた会津と中通りの「クマ出没特別注意報」を9月15日まで延長して、注意を呼びかけています。
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