船の修繕には11~15億円の費用が必要に

2日、大規模改修について話し合う会議が開かれました。
このまま改修せず、船体検査を受けなければ船舶資格を失い、建造から100歳を迎えられないまま射水市のシンボルがなくなることになります。
富山県 蔵堀祐一副知事
「100周年をめでたく迎えて、もう少し海王丸があるという風景を見たいなと」

検討委員会では海王丸が航行可能な状態で運用していくには大規模修繕に11億円から15億円、モニュメント化する場合も内部改造費などに15億円から40億円かかると示されました。
出席した委員からは、「歴史的・貴重な観光資源として今の形として残していきたい」といった意見が出され、「改修した場合、その費用対効果をどう得るか考えていきたい」など改修に向けて前向きな意見が出されました。
海王丸 大藤高広船長
「このあとも10年20年とできるだけ長く継続できるように、あの手この手で修繕する方法を工夫して、海王丸を長らせたい」
次回の検討委員会は8月中旬を予定しています。