「海の貴婦人」と呼ばれる富山県射水市の帆船海王丸の大規模改修を検討する会議が2日に開かれ、委員たちが老朽化が進む海王丸の船内を見学しました。

日本で現存する最古の建造練習帆船「海王丸」はことしで、建造95年です。
海王丸 大藤高広船長
「木自体が腐ったり痛んだりして、下に鉄板が張ってあるわけですけども、その鉄板との間にたまった水分が鉄板を錆びさせて、錆が浮かび上がってきている」
その影響でデッキのところどころが盛り上がり、波打っています。
海王丸 大藤高広船長
「様々なところにガタがきていると言わざるを得ません」
橋本星奈アナウンサー
「海王丸の船内です。デッキの鉄板の腐食の影響は船内にも出ています」
鉄板の腐食によって、船内への雨漏りが発生。水を受け止めるかごを設置するなど応急処置でしのいでいます。
老朽化が進む海王丸。