青森県つがる市産のブランドメロン「タカミメロン」の初競りが行われ、最高等級の「プレミアム」は、過去最高値の35万円で競り落とされました。
青森市中央卸売市場の初競りは午前7時前にはじまり、卸売業者などが次々と落札していきました。
つがる市産の「タカミメロン」は、昨シーズンの大雪の雪解け水がハウス内に流れ込み、土が乾かなかったことで作付けの開始が遅れ、初競りで上場した数量は2024年の3割ほどとなりました。
一方で生育は順調で、糖度17度以上で見た目に優れた最高等級「プレミアム」が例年より多く収穫されました。
それに伴い、1kg当たりの平均価格は2024年より3割以上高い823円となったほか、青森市の仲卸業者「あすなろ青果」が「プレミアム」2玉入りを過去最高値の35万円で落札しました。
最高値のメロンを生産した農家 坂本新さん
「資材は全部高騰していて大変ですけど、35万円でメロンをがんばってよかったと思える値段がついたので励みにしてシーズンをがんばっていきたい」
つがるメロン協議会によりますと、収穫は7月下旬~8月上旬に最盛期を迎え、例年並みの1000トンほどが見込まれています。