このような医局事情について、日本病院会の東謙二熊本支部長は、時代とともに「医師の職業選択の自由」と「地域医療の維持」のバランスを保つことが難しくなってきていると指摘します。

日本病院会 東謙二熊本支部長「もちろん個人の自由や希望は叶えないといけない。ただ一方で、僻地の治療を医局が支えているというのも現実」

東支部長は「医学部入学の段階で都市部以外で働く意思がある人の枠を設ける」など、対策が必要だと考えています。

日本病院会 東謙二熊本支部長「条件を最初の段階で言っておくべきではないかと。そうしていくことで人材の偏りをどうにか避けられるのかなと」